2025/08/19

飲み会のコースター作り

 

はじめに

飲み会で席を決めるくじ引き代わりに、ちょっと変わったアイテムを作ろうと思い立ちました。どうせなら実用的で、そのまま記念品として持ち帰ってもらえるものにしたい……ということで、レーザーカッターでコルクコースターを刻印してみました

デザインテーマは「日本の伝統紋様」

今回は12人分の席を決める必要があったので、12種類の伝統紋様をデザインとして選びました。

https://naisouzairyou-annai.jp/pattern/tradition/index.html

紋様にはそれぞれ意味が込められていて、縁起も良く、大人っぽい雰囲気にもピッタリです。

今回使った紋様:

  • 青海波

  • 麻の葉

  • 籠目

  • 七宝

  • 紗綾型

  • 千鳥

  • 松葉散らし

  • 檜垣

  • 矢絣

  • 石畳

  • 立涌

  • 亀甲(長寿)


同じコルク素材でも、刻印の濃淡によって模様がしっかり浮き上がり、とても上品に仕上がりました。

制作の流れ

  1. 素材準備
    無地のコルクコースターを購入(ダイソーで5枚100円でした)。

  2. レーザー刻印
    出力を調整して、一枚ずつ丁寧に刻印。コルクは焦げすぎやすいので、出力をやや抑えめにして濃淡を出しました。

  3. 仕上げ
    1〜12の番号を刻印して完成!そのまま「席番号くじ」として使える仕様にしました。

実際に使ってみて

飲み会当日、参加者にランダムに1枚ずつ引いてもらいました。
番号で席が決まるだけでなく、模様そのものが話題になって場が和みました。

大人っぽい雰囲気を崩さず、ちょっとした遊び心もプラスできて大成功。コースターとしても実用的なので、持ち帰ってもらえる記念品にもなりました。


2025/08/04

けいはんな万博に出展

 今回は、けいはんな万博に出展した際の活動についてレポートします!


Tinyjoypadキットを使った電子工作教室

今回の目玉のひとつは、自作ゲーム機を作る電子工作教室

参加者には実際にはんだごてを手にとってもらい、小型のゲーム機キットを組み立ててもらいました。

初めてはんだづけをする子どもたちも多く、最初はドキドキしながらも、完成したゲームが動いた瞬間には大きな歓声と笑顔があふれていました。

最初は高校生。


次に小学生。親子で協力して完成させることができていました。


工作を通して、「手を動かすことの楽しさ」「仕組みを知るおもしろさ」を感じてもらえたのではないかと思います。


TinyjoypadはSwitchScienceでも発売中!

https://www.switch-science.com/products/9824



3Dプリント体験

もうひとつ、3Dプリンター体験も実施しました。来場者にはTinkerCADでその場で簡単なデザインをしてもらい、実際にプリントしたものをお土産として持ち帰っていただきました。

自分の名前を入れたキーホルダー、好きな形のアクセサリーなど、思い思いの作品がどんどんプリントされていく様子は、多くの人にとって新鮮だったようです。

「3Dプリンターってすごい!」「また作ってみたい!」という声も多く、デジタルファブリケーションの可能性を広く感じてもらえる機会になりました。


ちなみに、研究室ではGQuuuuuuXの白いガンダムが印刷されていましたので持っていきました。



AIミニ四駆

お隣のブースでは、伊藤先生がAIミニ四駆のデモンストレーションをしていました。思っていたよりスピードが出ていてビビりました。FSS2025(ファジィシステムシンポジウム)でもミニ四駆大会が実施されるので出場してみます。

https://soft-cr.org/fss/2025/



2025/07/21

Raspberry Pi5にCloudflare Tunnelを設定してサービスを外部公開

 

こんにちは。

今回は、Raspberry Pi上で動かしているサービスをCloudflare Tunnel を使って外部公開した手順をまとめます。


きっかけ

ちょくちょく細々したWebサービスを開発する機会があるのですが、結局外部公開するとなると、さくらのVPSなどのadmin権限が手に入るサーバサービスを使うか、もっと静的なサイトならGithub Pagesで一旦公開しちゃうことで対応していました。

HerokuとかNetlifyなど、ぽっと公開できるようなサービスもあったのですが、独自ドメイン設定ができなかったり動的コンテンツが対応してなかったりで本番環境としてはなかなか適さないものばかりですし、他にはAWSやらGCPもあるのでしょうが、従量課金の無料枠でできる範囲も微妙なのでどうしたもんかなぁといつも悩んでいました。

色々悩んで結局いつもさくらのVPSを契約するのですが、年間3万くらいはかかってくる上、セキュア環境をちゃんと構築しようと思うと結構大変なセットアップをしないといけません。
何度か実際にランサムウェアに乗っ取られて全消しもしばしば・・・


Cloudflare Tunnel

ということでいろいろ調べて出てきたのがこちら。

https://developers.cloudflare.com/cloudflare-one/connections/connect-networks/

・自宅や社内LANのサービスをポート開放せずに外部公開できる

・独自ドメインと簡単に連携できる

・基本利用は無料


Raspberry Pi での利用にぴったり

ってことは、研究室に転がっているRaspberry Piも全然公開用サーバとして利用できるのではと思い、Raspberry Pi上で動かしていた Node-REDをCloudflare Tunnel経由で外部公開することにしました。

手順はざっくり

①ラズパイにCloudflaredをインストール

②Cloudflare Tunnelの設定

③DNS設定

④アクセスコントロール設定

これだけです。

特に難しいコマンドもなく、
トンネルを作ってDNS登録すれば即公開できました。

ただ、ドメインが必要となります。

.comドメインならお名前ドットコムとかで0円で取得できた・・・はず

お名前ドットコムはレンタルサーバと抱き合わせてこようとするので嫌いなんですが致し方なし。適当なドメインは取得しておきましょう。


環境

  • Raspberry Pi 5 (Raspberry Pi OS)

  • Node-RED 

  • お名前ドットコムにてドメイン取得済


設定手順

1. CloudFlareに登録

公式サイトで無料アカウントを作成しました。
まずドメインの移管をしていきます。
お名前ドットコムの方でネームサーバーの変更をします。以下のネームサーバーに設定しましょう。



2. Raspberry PiにCloudflaredをインストール


Zero Trustのページより、ネットワークー>Tunnelsに設定画面があります。

トンネル名など設定すると、コマンドが表示されるので、それをそのままラズパイの方で実行して、インストールします。そのままたたくだけなのでらくちんです。






3. トンネル作成

そのまま、パブリックホスト名のところに先ほど登録したドメインと、それに紐づくローカルIPアドレスをいれるだけで設定完了です。



4. セキュア設定

あとは、Accessからアプリケーションのところでポリシー設定をして、メール認証とかを必須とするかなどを設定すれば完了。







IoTデバイスや個人開発で、外部公開が必要なとき、Cloudflare Tunnelは強力な選択肢になります。

VPNやダイナミックDNSと違い、導入が簡単だしセキュリティもCloudflareに任せられるので、Raspberry Pi + Cloudflare Tunnelの組み合わせ、かなりオススメです。




2025/07/02

【参加レポート】NT金沢2025に行ってきた!~北陸発・ものづくりの祭典~

今回は6月末に開催された【NT金沢2025】に行ってきました。


NT金沢は、全国各地から電子工作、プログラミング、アート、IoT、DIYなどのガチ勢が集まる北陸最大級のメイカーズイベントです。


会場はこんな感じ。金沢駅直結でメイカーに興味のある人だけでなくいろいろな人が来ていました。

広い地下ホールにずらっと机が並び、各ブースがそれぞれの自作ガジェットを展示・実演してました。ロボット、電子工作、電子楽器、LEDアート、ソフトウェア体験コーナーなど、まさにジャンル無制限な感じでした。


おもしろブース紹介!

① 自作ピンボール風ゲーム機


手作りの筐体に大型7セグLEDディスプレイ!

中にはソレノイドやリレーが詰まってて、ボタンを押すとビカビカ動く、完全オリジナルの電子ゲームマシン。

イチから自作したとのことです。すごすぎ。


② 虫よけ超音波発生器


ポータブルサイズの「虫よけ超音波発生器」。中身はArduino互換ボード+オーディオアンプ回路で、一定周波数の超音波を発生。

ホンマに虫が来なくなるのかは・・・今後テスト予定だそうです。


③ 光るデジタルアート「金沢の雨」



紫陽花の造花の奥には、石川県の形を模した基板アートが。

下からLEDライトが当たって、透過光がとても綺麗。

まるで「電子工作×インスタレーションアート」って感じで、写真映えですね。

デジタルネイチャー感がありました。


④ 北陸大学「ものづくりLab」



大学生チームによる、木工、3Dプリンタ、Unityゲーム、農業プロジェクトなど多彩な展示。

前任校のラボがまだしっかり活動していて安心しました。


全体の感想

NT金沢は「技術系、アート系、ネタ系まで幅広く、初心者も子供も大人も、エンジニアもアーティストも同じ空間で楽しめるのが魅力です。

ただの展示会ではなく、ガチで「作ってる人がその場にいる」っていう熱量がすごかったです。


来年は出したいですね~~!


2025/06/27

ロジクール K270のスタンドが折れたので、3Dプリンターで直した

自宅のPCキーボードは、ロジクールのK270をずっと使ってます。

安くてマウス付きだし、打鍵感とかどうでもいい(打ちこめりゃ一緒やろと思ってる)し、ワイヤレスで取り回しもラクなので適当に買いました。

でもある日、ふと気づくとなんかぼこぼこするなぁと思い、
裏返してみたら、左右にあるはずのスタンドが片方ポキっと折れてた…。

これ、意外と困るんよね。
片足だけ立てるとガタガタするし、両方倒すと打ちにくい。


一瞬買い替えも考えたけど、まだキーボード本体は全然元気やし、

ほな3Dプリンタで作るか~~


絶対だれか作ってると思って検索したら・・・ありました。

https://github.com/FoxP/Logitech-K270-3D-printed-foot


PLAで試し出力。だいたい20分くらいで印刷完了してました。




プリント終わって、はめ込んでみると…

おお、ぴったり!

パチっと気持ちよくハマって、角度も純正とほぼ同じ。


実際にタイピングしても違和感なし。

正直、3Dプリンタ無かったらこのキーボードもう使えへんところやったけど、

これでまだまだ現役続行決定です。

2025/05/06

GBC&GBAのバックライト追加

今年のゴールデンウィークも、どこへ行っても人だらけ。
ということで、出かけるのはやめて、たまっていた仕事と趣味をゆっくり消化してました。

ふと「ドラクエモンスターズ(テリワンではなくイルルカ)やりたいな」と思ったのが始まり。ついでにLSDJ(Little Sound DJ)もやりたくなり、
近所の古本市場でゲームボーイカラーゲームボーイアドバンスをゲット。

でも、いざ電源を入れてみると・・・
「画面、暗っっっ!!」
昔は全然気にならなかったのに、今見ると驚くほど見づらい!よーこんなんでゲームしてたな・・・

ということで、AliExpressでバックライトキットを購入
せっかくだからと、ついでにUSB-C充電池、ボタンゴム、シェルのセットも注文。

https://ja.aliexpress.com/item/1005006473165286.html

https://ja.aliexpress.com/item/4000338739866.html

もはやメイン基板以外はすべて令和最新版に・・・

オリジナルのパーツを一つずつ入れ替えて、いつの間にか全部変わっているテセウスの船状態でした。

もはやキットは完全にパッケージングされていて、ねじを回すことさえできたら誰でも交換できます。


とりあえずばくだんいわ強すぎて諦めて、エグゼやり始めました。






初投稿


やっとブログセッティングできました。

なんとなくWordPress以外がいいと思って探してたらBloggerを発見。
とりあえずこれでいってみます